秋から冬にかけて寒くなるとお鍋が大活躍のシーズンに入ります。
鍋は体が温まるし、野菜を盛り沢山にすればヘルシー料理に早変わり。美味しい出汁が出ていればシメで雑炊など最後まで味わい尽くせるのが魅力です。
しゃぶしゃぶと言えば肉をイメージすることが多いと思いますが、今回は魚介系の冷凍はもしゃぶセットの解凍方法からオススメの食べ方までを紹介します。
西京はもしゃぶセットについて
山口県 下関市「西京はも『はもしゃぶセット』」
「西京はも」について
下関といえばフグが有名ですが、鱧も負けていません。やまぐちブランド「西京はも」として関西を中心に出荷されており、味も良く、全国有数の産地となっています。
やまぐちブランドの「西京はも」は県内で活魚出荷され、口当たりが良く、ほどよく脂がのったサイズに選別しています。
引用元:ぶちうま!やまぐち.net 「西京はも」
ハモは梅雨の水をのんで旨くなると言われ、一般に夏が旬とされています。最近の研究では秋にも脂がのることがわかっています。夏はさっぱりとした湯引き、秋には温かな土瓶蒸しや、しゃぶしゃぶで美味しくいただけます。
本来なら鱧の旬は夏、京都では暑い季節に鰻と同じように鱧を食べて精をつけますが、最近の研究では秋も脂がのって美味しそうです。
鱧はビタミンAやコラーゲン、コンドロイチンなど栄養を豊富に含むので、美味しさだけでなく栄養の面でも良いことがたくさんあります。
冷凍はもしゃぶセットの内容
- 西京はも骨切り400g(冷凍)
- 鍋だしつゆ1袋
- からし酢味噌4袋
- ポン酢4袋
- ねり梅4袋
冷凍でパックされた状態で届きます。
鱧は綺麗に並べられて平らになっており、箱から出してそのままジッパー袋に移せば冷凍庫に立てて保存できます。冷凍庫は油断するとあっという間にパンパンになってしまうので、保存しやすい形になっているのは好印象でした。
からし酢味噌や練り梅も個包装になっているので使いやすさは◎です。
西京はもオススメの食べ方
「はもしゃぶセット」なので基本は鍋でいただきますが、あえて白焼きにも少量トライしたので併せて紹介します。
鱧の解凍方法
冷凍はもは流水解凍できますが、オススメは冷蔵庫で時間をかけた解凍です。
最初はカチカチに凍っているのでなかなかと溶けません。夕飯に食べるなら朝から冷蔵庫に移したほうが良いと思います。
はもしゃぶ鍋
- 野菜(白菜・ネギ・豆苗など)
- えのき、しめじなどきのこ類
- 豆腐
- ◎だし昆布
- ◎からし酢味噌
- ◎ポン酢
- ◎ねり梅
※◎はセットに付属しています。
野菜やきのこ、豆腐と一緒に付属のだし昆布を使ってしゃぶしゃぶにします。
まず、大きめの土鍋にだし昆布を投入し、ベースの鍋つゆを作ります。
鱧は鍋に入れるとすぐに綺麗に開きます。
油断していると火を通し過ぎて固くなってしまうので注意します。
最初はポン酢、途中から味を変えて練り梅やからし酢味噌でいただきました。
はもしゃぶ鍋の感想
鱧はしっかりした弾力のある食感です。鱧だけだとボリュームが物足りないので野菜を多めにすると満足感が上がります。
鱧自体は淡白なのでポン酢だけだとちょっと飽き気味になりますが、そこで付属の練り梅やからし酢味噌が大活躍し、味にバラエティを持たせてくれます。
子ども視点のはもしゃぶ鍋の感想
大人にはヘルシーで体にやさしいはもしゃぶ鍋ですが、子どもには少し食感に馴染みがなく淡白すぎたようです。
はもよりお肉のしゃぶしゃぶの方が良さそうにしていました。
ただ、肉と一緒にしゃぶしゃぶしてしまうと出汁が混ざってしまうので我が家の場合ひとまず豆腐で場を繋いで適当なところでシメのうどんに移行しました。
鍋のシメ
我が家の定番の鍋のシメはうどんです。
冷凍庫に常備してある冷凍うどんをそのまま鍋に入れるだけであっという間に完成です。
本当は雑炊の方が出汁の良さを感じられると思いますが、うどんの方が子どもウケが良いです。正直言うと、うどんから塩分が出てしまうので、出汁の良さを打ち消してしまっている感は否めないのでできるなら雑炊の方がオススメです。
鱧の白焼き
簡易的に魚焼きグリルで鱧を焼きました。
火加減が難しく、最初はちょっと焼きすぎてパサパサになってしまいました。
網の下に汁が滴ってパサパサになっているような気がしたので、汁を逃さないように工夫することにしました。
改善点はこちらです。
- 予め2〜3分ほど酒に浸す
- グリルで焼くときはアルミホイルを下に敷いて汁を逃さないようにする
- 焼き時間はひとまず2分程度、弱火で様子を見る
事前にきんと準備しておけばパサパサにならずしっとりとした白焼きが食べられます。
まとめ
「冷凍はも」は手持ちの野菜と合わせれば、あっという間にヘルシー食材たっぷりの鍋になり、焼き方を工夫すれば家庭の魚焼きグリルで「白焼き」にすることもできます。旬の夏に限らず、冬でも美味しくいただくことができるのでまずは鍋でいただくのがオススメです。