群馬県の郷土料理「焼きまんじゅう」をご存知ですか?
私の地元・群馬のソウルフード的存在で、焼きまんじゅうについてものすごく簡単に説明をすると、具なしの饅頭に味噌だれをつけて焼いただけという至ってシンプルなものです。
「『孤独のグルメ』シーズン9 第8話」で、井の頭五郎さんが群馬県高崎市で焼きまんじゅうを食べているシーンがありました。五郎さんが食べるとなぜか5割り増しくらい美味しそうに見える不思議・・。
肝心の番組では事務員役の磯野貴理子さんのインパクトが強すぎて、焼きまんじゅうの印象が弱まってたようにも思いますが、兎にも角にも焼きまんじゅうは群馬県のソウルフードなのです。
群馬でもお店で買って食べる人がほとんどの焼きまんじゅうですが、これを自宅で作れば家庭でも焼きたて熱々を味わうことができます。焼きまんじゅうを家庭の魚焼きグリルで焼く方法について紹介していきます。
焼きまんじゅうのセット内容
群馬県前橋市「原嶋屋の焼きまんじゅう 40個」
- まんじゅう40個(1串につき4個で10本分)
- 秘伝のたれ 8袋
箱を開けると、5個×8パックの40個の“素のまんじゅう”と惜しみない量の味噌だれが目を引きます。
他にまんじゅうを刺す串と、味噌だれを塗る筆が入っているのでこのセットがあれば誰でも焼きまんじゅうを作ることができそうです。
魚焼きグリルで焼きまんじゅうを焼く方法
焼きまんじゅうの賞味期限
賞味期限は常温で10日間、冷凍で1か月間です。
40個の焼きまんじゅうを10日間で食べ切れるか自信がなく冷凍も考えましたが、早めの方が美味しいだろうと思い、一気に食べ切ることにしました。
家族4人で40個、1人10個いけるか・・?と不安もありましたが最終的には杞憂に終わることになりました。
到着後早速開封して焼いてみることにしました。開封して気づきましたが、まんじゅうは真空パックではないので賞味期限が短めのようです。届いたらどんどん焼いていくのがオススメです。
まんじゅうを焼く手順
1.まんじゅうを蒸す
袋から出したばかりの饅頭はくっついてますが、蒸すと離れます。
我が家は蒸し器がないので、まんじゅうを水で濡らしてレンチンしました。
- まんじゅうを軽く水で濡らす
- 水で濡らしたまんじゅうを皿に並べ、ラップをふんわりかけてレンジで1分あたためる。
※まんじゅうの様子を見てレンチン時間は加減します。
レンジでも十分フワフワになりました!
まんじゅうを魚焼きグリルで焼く
本格的な焼きまんじゅうは炭火で焼きますが、家庭ではスピード感を重視して魚焼きグリルで焼きます。
筆で味噌だれを塗ります。まずは軽く1回塗って様子を見ることにしました。
重ね塗りして更に焼いていきます。
本当は、ヒタヒタになるくらい味噌だれを塗って焼くと本場の焼きまんじゅうになるのですが、それをやるためには
- グリルの網に直接のせて焼く。ただし、味噌ダレがべったりつくので片付けが大変
- アルミホイルの上で焼くと味噌ダレが焦げてアルミホイルに張り付いて取れなくなる
という、究極の2択をしなければなりません。
そこで、妥協案として考えたのが
- アルミホイルの上でヒタヒタにならない程度に味噌ダレを塗って焼く
- もっと味噌ダレをつけてヒタヒタにしたい場合は焼き上がってから追加でかける
最終的には多少まんじゅうがアルミホイルにくっつきましたが、それを除けば焼いた後の片付けはアルミホイルをさっと取るだけで簡単に済みました。
焼き具合をチェックしながら適当なところで取り出します。この焼き方は邪道かもしれませんが、家庭で手っ取り早く焼くには結構オススメです。
最後に焼き上がったまんじゅうを串に刺して完成です。
1串につき串の数と饅頭の数が合ってないような気がしたのですが・・刺し方が違ってたのかもしれません。刺さなくても味は変わらないので問題なしです。
焼きまんじゅうを食べてみた感想
焼きまんじゅうは、味噌ダレをつけた素のまんじゅうを焼くだけのシンプルな食べものですが、子どもはまんじゅうに串を刺すだけでテンションアップ!喜んで串に刺したまんじゅうを食べていました。
正直に言うと串に刺さないほうが食べやすいので、大人はそのまま、子どもは串に刺していただくのが串の数を考えると平和的かもしれません。
味噌だれは味が濃いので子どもの分は味噌だれを少なめ、大人はたっぷりがいいかもしれません。セットの味噌ダレは十分すぎるほどたくさん付いてるので、ガンガン使ってもOK。
余った味噌だれはお餅につけてもおいしいと思います。